やあ、僕は。

個人的なことをマイペースに。

いまさら「君の膵臓をたべたい」

2017年に公開された映画「君の膵臓をたべたい」。公開前、予告編こそ見ていたが、ありふれた「よくあるパターン」というイメージを持つに過ぎず、そもそも当時は恋愛系、感動系映画に興味もなかったので映画館では見なかった。

以後も、いまに至るまで見る機会がなかったが、アマゾンプライムビデオで配信されているということで、いまさらながらさすがに鑑賞。

映像のこと

物語は時代で言えば現在と2003年の二つがある。主に2003年のパートで進行するが、最近の映画でありがちな「丁寧な映像」で全編にわたって展開される。特に恋愛映画なのでその傾向は強い。

ただし2003年の感じはほとんどしない。映像そのものでは区別がつかないからなのだが、携帯電話くらいしか当時の雰囲気が出てこない。例えば随所に出てくる通行人等のモブキャラなんかも当時の雰囲気がなく、10年以上の変化がまったくない現代人のよう。

はっきり言えば、当時の雰囲気などたいした問題ではない。2000年代が遠かろうと、映画の映像は新鮮に生きてしまっているしそこまでの感想を抱くことはないと思うが、いずれにせよ当時モノはその当時に作ってナンボ(最高)なのは否定できない。当時を振り返りながら2000年代をテーマとして、印象的に描くというのなら話は別だが。

物語のこと

一応、ネタバレなしにしたいので細かく触れませんが、アチコチで際立つ「伏線」には驚かなかった。何故かと言うと、去年に原作をざっと読んだからです。あやふやながら流れはすべて掴んでしまいましたから、良くも悪くも映画の評価が伏線のことで影響されることはありませんでした。

よって一から評価をすることができません。また、全体的に盛り上がる部分が薄く『学園恋愛映画の異端児』という感じで、美しい映像で展開されるストーリーをそこまで面白いと思えなかった。私には似合わないのでしょう。

登場人物はあまりいないですね。「君の膵臓をたべたい」のような作品によくあると思います。ただそれには理由があるらしいのです。早いとこ、そんな世界なんですね。

見て損はしない。間違いなく2017年の代表的な日本映画なので。

 

あとは一つだけ忘れていたところがあったくらい(ガム)。

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