やあ、僕は。

個人的なことをマイペースに。

30万回の人から応援されている?

ふとYouTubeのトップページを見ていたら、おすすめとして表示された動画の再生回数が30万回だった。30万回に匹敵する人数、アカウントに再生されている動画。少なくともその動画を見た人は、動画に出ているたった1つの人物を知っているのだろうな。

僕もその1人だ。その動画を見ずとも、他のところを経由してなぜだか知っている。知るって、何をどうしたら知っていることになるのか。話の流れで人の名前が出てきて、その人の例え、比喩が分かっていたら……多分、知っていることになるだろう。

ただ応援には実感が必要だ。知るくらいはいくらでもできる。覚えるのは何かの印象が残るか、定期的に見ていけば自然と覚えられる。しかし応援は実力も伴う。僕はただ眺めているだけなのかもしれないと思わされるくらい熱心な人もいるのだ。

そういう人たちは行き過ぎると気持ち悪かったり、明らかに迷惑な人もいる。僕も一歩踏み外せば、その一員とされてしまうかもしれない。実際、インターネットを経由して応援しているし、微々たるものだろう。ありがとう、なんて言うかもしれないけど。

生の声を聴くことはないだろうし、姿を見ることもないだろう。それでも僕は知っているし、応援している。少しづつ思いを発信して、やっと端くれに入れた気分でいる。ほとんど無料で応援させてもらっている。

30万回。きっと自ら応援していると言い切れる人はそんなにいないし、ただの通りすがりだって多い。記憶に残らない人も間違いなくいる。どんなことをしても、知らぬ通りすがりには遠いのだ。でも僕は、その通りすがりが知らないことを知っている。

現代だから知れる、少し怖いことまで。